・挿し木・空中取り木や伏状更新、択伐などの独自の技術を培ってきた林業遺産「アテ林業」の継承
・能登半島が培ってきた伝統的な生業・暮らしの再生と一体となった世界農業遺産「能登の里山里海」の継承
能登ヒバの創造的復興
ATE-NET
アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興ビジョン
- 能登半島に息づく、自然と共生し、自然の恵みを活かす生業・暮らし「能登の里山里海」は、世界農業遺産にも認定されるなど、国際的に高く評価されてきました。
- また、能登半島の伝統産業である輪島塗の漆器の木地づくりのために、江戸時代中期から技術体系が確立されてきた「アテ林業・能登ヒバ」 は、石川県の県木にも指定されるとともに、日本森林学会の「林業遺産」にも指定されてきました。
- 能登半島地震・奥能登豪雨災害という未曾有の災害を経て、私たちは、能登半島が誇る独自の地域資源である「アテ林業・能登ヒバ」を活かした創造的復興を以下の5つの視点を尊重して取り組み、「能登の里山里海」の再生に貢献します。
■伝統を引き継ぐ
■アテ林業・能登ヒバの特性を活かす
・アテ林の限られた資源量、成長特性、能登ヒバの材質特性などの根源的な特性を踏まえて、その課題を解決したり、特色として活かす研究開発や新用途・商流開発
■森づくりと木づかいを好循環
・再造林や森林整備を通したアテ林の次世代への継承と一体となった能登ヒバの利用
・小径木・中目木などの低質材の新用途開発・歩留まり向上による森林所有者の再造林・森林整備意欲の醸成に繋がる商流開発
■能登に関わる人の環を拡大
・災害前から進んでいた人口減少を踏まえて、未曾有の災害からの創造的復興を実現するため、多様な人の環を広げるための情報発信
・伝統的な建材利用に加え、資源量を鑑みて、国内外の人の暮らしと能登とをつなぐ多様な製品の開発
■中長期的な視点で地域に寄り添った復興
■ 中長期的な視点で地域に寄り添った復興
メッセージ
亀井 順一郎(能登森林組合 代表理事組合長)

能登半島地震及び奥能登豪雨災害で、山腹崩壊・土砂流出等は100箇所以上、林道等は2,000箇所以上、木材加工流通施設は30箇所以上という未曽有の被害を受けました。さらに、奥能登地域ではライフラインの復旧が遅れる中で林業・製材業・木材産業に携われる人が減り、森林組合等は災害復旧等への対応が要請される中で、「能登ヒバ」の生産基盤は大きく損なわれており、生産量の回復には息の長い取組が求められています。甚大な山林・林道・製材所等の被害を前に、懸命に復旧・再検討に取り組む能登の林業・製材業・木材業の関係者が希望となるように、多くのサプライヤーや企業・団体等の皆さまに能登の現在(いま)をご理解頂くとともに、「能登ヒバ サポーター」としての参画をお願いいたします。
関軒 明宏(能登ヒバコーディネーター)

「アテ林業/能登ヒバ」は、能登ならではの独自性ある歴史・文化から生業・生活、自然・景観を育む礎となっており、世界農業遺産にも選定された「能登の里山里海」を構成する地域資源です。
「能登ヒバ」を使用した製品が拡がることは、国内外の消費者・生活者と能登の地で復旧・復興を目指す能登の人々や地場産業を紡ぎ、未来に向けた希望や活力を生み出してくれます。多くの皆さまに「能登ヒバサポーター」に参画頂いて、能登の林業・製材業・木材業関係者とお繋ぎさせて頂きながら、「アテ林業/能登ヒバ」の歴史・文化や材質特性を活かしたモノづくり・コトづくりを進め、「能登の里山里海」の持続可能な未来を一緒に創り上げていきたいと思います。
古谷 隆明(担当理事、問い合わせ窓口)

1966年に石川県の「県木」として指定されるなど、広く県民に親しまれてきた「能登のアテ林業/能登ヒバ」は、独自の技術の継承等が評価されて、日本森林学会の「林業遺産」に登録されるなど、能登半島はもちろん、石川県、さらには日本が誇るべき独自の地域資源です。これまでも「能登ヒバ」は、伝統的な輪島塗の木地から神社仏閣の建築物、住宅・家具等に重用されてきましたが、近年は、清涼感あふれる香りや木目の美しさ、抗菌性や防虫性を活かすとともに、調理器具やカラトリー、寝具や楽器、エッセンシャルオイル等、様々な生活シーンを彩る製品が開発さ れており、人気が高まっています。様々な生活シーンを彩る製品が開発されており、人気が高まっています。是非、多くの企業・団体等の「能登ヒバ サポーター」として参画頂き、各社が有する技術力や顧客とのネットワーク等を活かして、「能登ヒバ」を用いた建築・家具から雑貨・日用品まで、多様な生活シーンで活用できる多様な製品づくりをご一緒しませんか。

